住まいの健康診断

近年、さまざまなメディアで環境汚染問題が取り上げられるようになりました。私たちの体は環境汚染から気付かないうちに蝕まれていることがあります。それは、時として私達の住まいが原因になることもあります。健康な家、健康な体を保つためには環境汚染の予防、早期発見を目的とした住まいの健康診断が必要です。当サイトでは健康に暮せる住宅とは何かということをメインテーマに、健康と住まいに関する様々な情報をご提供しています。

■身の回りの有害物質

あなたはこんな経験がないでしょうか?建物の中に入ったら目がチクチクする。涙や鼻水が止まらなくなる。ツンとする嫌な臭いで気分が悪くなる…。

これらの主な原因として考えられるのが建具や家具から放出される化学物質です。しかし、他にも私達の健康に害を及ぼす原因は様々なものが考えられます。

・ 合板に含まれるホルムアルデヒト、壁紙の接着剤に含まれる防カビ剤

・ 畳に使用されるダニを防ぐために使われる有機リン系の防虫剤

・ エアコンのフィルターにたまるホコリ、またそこに繁殖するダニ、細菌

・ 結露から発生する腐朽菌、ダニ、カビ

・ 土壌を汚染している有害物質が気体となり床下から侵入

・ 土台にしようするシロアリ駆除用の防蟻剤

これらは一例に過ぎません。このように私達の住まいはダニなどの害虫、結露、カビ、そしてあらゆる化学物質に囲まれています。このような家は建物の傷みも早く健康住宅とは呼べません。そして、このような汚染された空間で生活をすれば、いつか健康を崩してしまうでしょう。

これらの有害物質の中でも特に化学物質は強力です。倦怠感、不眠、耳鳴り、頭痛、肩こり、動悸など人体にあらゆる悪影響を及ぼします。どれも一つ一つは疲労や風邪の諸症状と思われがちな症状ばかりですが、これを化学物質過敏症、シックハウス症候群と呼びます。これは空気中を漂う有機物質が肌に触れたり、呼吸をすることで体内に吸収し、それが体内に蓄積することで次第に健康を損ねていくという恐ろしいものです。気付かないうちにシックハウス症候群に罹患している潜在患者は100万人以上にのぼると懸念されています。

■ 化学物質過敏症とは?

有害な化学物質を一度に大量に浴びた場合にこの症状が現れることが多いようです。主な原因は建材や家具に使われる合板に含まれるホルムアルデヒト、VOC(揮発性有機化合物)、壁紙の接着剤に含まれる防カビ剤などが代表的です。また私達の食生活の変化にも問題があるのではないかと言われています。インスタント食品や加工食品の摂取量が増え、食品添加物を過剰に摂取し、更にビタミンやミネラルが不足していることなどが要因の一つと考えられているのです。化学物質過敏症は医学的検査では異常が認められない場合も多くあります。そのため体調が優れない時は患者本人が「もしかすると?」と疑いを持つことが大切です。その上で適切な診療を受け、原因物質の早期発見を行うようにしましょう。

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